感覚

人間の感覚には、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚の5種類がある。感覚をこのように分類したのは、古代ギリシャの哲学者アリストテレスが最初である。

さらに、運動感覚、平衡感覚、内臓感覚を加えた8つを感覚と呼ぶこともある。

各々の感覚はそれぞれ独立しているが、まれに感覚間で混線が起こることがあり、共感覚と呼ばれている。

感覚器官からの情報は、脳に伝達されて初めて、感覚として経験される。カナダの脳外科医ペンフィールドの実験によると、脳内では身体部位によって、脳に占める相対的な大きさに差がみられる。唇や舌、手の指に対応する脳内領域は、胴体や足などに比べてかなり大きく、これらの身体部位から入力される刺激に対して感度が高い。

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